2008年06月14日

二股 最終話

カルチェ

席に戻ってきたAちゃんは言います。

「私も家族のために働いてる。この仕事はあまり好きじゃないけど、昼の仕事より給料が高いから仕方ないわ」

彼は考えました。なら、できるだけこの店に通って、彼女の成績を上げることに貢献してやろう。

こう思っていると、Aちゃんの表情が何となく落ち着いたように感じられました。

以心伝心というやつかも知れません。


彼はその日、Bちゃんにも会いに行きました。

Bちゃんも前日彼に思いをぶつけたせいか、吹っ切れたような表情に見えます。

いろいろ考えたけど、かわいい彼女らに出会えたんやから、できるだけ彼女らの役に立ったろうやないか。

何の縁か知らんけど、せっかくフィリピンに来たんやからなあ……

こう思った彼は、胸の中で「キアポの神様」に手を合わせました。




フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年06月12日

二股38

カルチェ

翌日、彼はAちゃんの店に足を運びました。

Aちゃんの態度は少しほぐれてはいるものの、彼とは若干の距離を置こうという感じです。

彼は迷わずAちゃんに前夜のBちゃんとの会話を再現しました。

聞き入っていたAちゃんは「へえ、そう」と感慨深げです。

「この店にも同じような環境で育ってきた娘はいるわ。

私はもう少しましだけど、同じようなもの」とAちゃんは言いました。

イケメン男がまたやって来てAちゃんをとられてしまいました。

でも、今の彼はもうあまり気にはなりません。

そんなことより、彼女たちを少しでも幸せにするために自分に何ができるのかを考えていました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年06月10日

二股37

それからBちゃんの一家は極貧生活に陥りました。

それでも、Bちゃんは母親と弟を励ましながら、ごみの山で生きていきました。

母親はごみの収集のかたわら、近所の人たちの洗濯物を洗う仕事もして小銭を稼ぎ、生計を成り立たせたということです。

「お母さんはがんばって私と弟をハイスクールに行かせてくれたの。

今度は私ががんばって働く番でしょう」とBちゃんは言います。

「だから、私は何があっても弟を大学まで行かせる。

私はそう決めたから」。

Bちゃんはまだ涙がにじむ目で彼を見つめました。

その決意がこもった目を見ていると、彼の目にも涙がにじんできます。

同時に、これまでぬくぬくと生きてきた自分が恥ずかしく思えました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング


 
 

posted by ナヒヒヤ at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年06月07日

二股36

クラブクレア


彼女の話を要約すると、こういうことでした。

かつてマニラ湾沿いにスモーキーマウンテンというごみの山がありました。

彼が訪ねたケソン市のごみの山よりも大規模なものです。

彼女はそこで生まれ、2歳違いの弟と一緒に小さいころから両親の仕事を手伝いながら生きてきました。

 ある日、父親がごみの仕分けとしている時に、ビール瓶の破片でけがをしました。

夜になって高熱が出ましたが、病院に連れて行くお金はありません。

家の中でみんなで一生懸命看病しました。

でも、3日後に父親は息を引き取りました。

「お前は俺の自慢の子だから、お母さんと弟の面倒をしっかり見てやってくれ」。

これがBちゃんの父親の最期の言葉だったということです。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年06月03日

二股35

カラオケ小町

Bちゃんの涙顔がなぜか彼にはごみの山で出会った少女の笑顔とダブります。

戸惑いながら彼はBちゃんに声をかけました。自分の目の前で女に泣かれるのはいつの時代にも男にとっては耐えられないことなのでしょう。

しばらく彼の胸に顔をうずめていたBちゃんは顔を上げました。

「ごめんなさい」

こう言ったBちゃんは思い切ったように言葉を継ぎました。

「私、自分の子供のころのことを思い出したの」。

Bちゃんは語ります・・・・・・


フィリピン情報  ブログ村

    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 05:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月30日

二股34

翌日、彼はBちゃんの店に行くことにしました。

少しくらい「良い体験」をしたところで、彼の基本的な行動パターンを変えるまでには至らないようです。

彼が店に入ると、Bちゃんはハッと少し驚いたような表情を見せ、すぐに笑顔に変わりました。久しぶりに会えたことが本当にうれしい様子です。

ほんまに素直なええ子やなあ、という思いを彼はかみしめました。

彼は体験談をBちゃんにも語りました。

話が進むにつれ、Bちゃんは惹きこまれるような表情を深めます。

それで、と彼はBちゃんに王冠を見せました。「これはただのビール瓶の王冠かも知れないけど、僕にとってはとても大切なものなんだよ」

突然、王冠を見つめていたBちゃんの目から涙があふれ出しました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング


 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月28日

二股33

週明け、彼はAちゃんの店へ行き、店主に訪問結果を報告してお礼を言いました。

店主は「良い体験になってよかったですね」と喜んでいました。

席に来たAちゃんにもこの話をし、少女からもらった王冠を見せてあげました。

何の変哲もないサンミゲルビールの王冠なのですが。

しばらくその王冠を見ていたAちゃんは、少し彼のことを見直したような感じで言いました。

「あなたはただのパロパロだと思ってたけど、優しいところもあるのね」。

彼はそのコメントの前半部分は気に入らなかったものの、Aちゃんから評価をアップされように思い、うれしくなりました。


 機嫌良く彼は歌いました。

♪なんでもないようなことがー、しあわせだったとおもーう♪


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月26日

二股32




  画像提供

  クリエィティブイメージ
  ファウンデーション

  
山を降りて、帰り際、一軒の家が目に付きました。

狭苦しい庭で親子3人が何やら作業をしています。

近づいて見ると、集めてきたビンの王冠の数を数えながら袋詰めしているようです。

娘らしい女の子は5歳くらい。両親と一緒に懸命に働いています。


彼は思わずカメラを向けました。

それに気付いた女の子は少しはにかみかなら、輝くような笑顔を見せました。

彼が近づき、撮った写真が写ったカメラのモニターを見せると、女の子は「キャッ」と喜びました。

しばらくモニターを見つめていた女の子は、握りしめていた王冠を一つ、彼の方に差し出しました。

あげると言っているようです。

受け取ると、女の子の体温が手のひらで感じられるようです。

たいていの人にとってはただのごみかも知れませんが、彼女にとっては生活を支える糧の一粒なのです。

彼は心の底から温かい気持ちになり、女の子に「サラマッポ」と言いました。

女の子はもう一度、キラキラ輝くような笑顔を見せました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月24日

二股31




  画像提供

  クリエィティブイメージ
  ファウンデーション

  
次の土曜日、店主の紹介で会ったNGO代表の案内でケソン市に向かいました。

大通りを右に折れ、ゴミを満載したトラックが行き交う細い道を車で入ると、道沿いにたくさんのバラックが建っていて、人々がごみの仕分けをしています。

巨大なごみ山に近くで車を降りました。たちまち異臭に包まれ、吐き気がしてきます。

「ここから登りましょう」と代表は言いました。

ごみの山を上がっていくと、熊手のような道具を手にした子供たちも懸命にごみをかき分けています。

「再生用に売れる瓶や金属などをより分けているのです」と代表が教えてくれました。

ごみを積んだトラックが到着すると、人々がわれ先にと群がります。

彼は臭いも忘れて呆然とその光景に見入りました。

こんな環境で生きている人たちがいるのかというショックとともに、人間はこんなにたくましいのかという感動に近い気持ちが同時に胸にこみ上げてきて、目に涙がにじんできました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月22日

二股30

カルチェ

店主を席に招き、一昨日の反乱事件についての感想を尋ねました。

店主は解説します。

国民のアロヨ大統領への失望が強く、それに乗じた動きでしょう。

しかしながら、大統領批判勢力には中心となる人物がいないし、国民も政争やもめ事にはあきあきしているので広がりがなかったのでしょう。

この国もこんなことをいつまでもやっていては将来展望は開けません。

彼はフィリピンの政治のことはよく分かりませんが、何となく同感です。

店主は彼に目をやり、再び口を開きました。

「あなたはフィリピンの社会に関心があるのですか。それなら興味深い所があるので、一度ご案内しますよ」

店主が言うには、知人がケソン市にあるゴミの山で暮らす子供たちの教育支援をしていて、そこを訪ねてみないかというのです。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月20日

二股29

カルチェ

彼は答えます。

「それはだれにでも言っている言葉ではないよ。誤解しないで」

Aちゃんはフンッという顔でそっぽを向いています。

この日の主目的は反乱事件についてのAちゃんの意見を聞くことだったのに、すっかり目算が狂いました。

彼の日ごろの行いの悪さが反映されたのでしょう。


 居心地が悪くなって、彼はトイレに立ちました。

扉を開けると、同時に中から人が出てきました。

「あっ、失礼」

目が合いました。この店の店主です。

店主は「いつも来ていただいてありがとうございます」と頭を下げました。

「ああ、いえいえ」と彼はあいまい対応です。

その時、ビビッとある思いつきが走りました。

Aちゃんはあんな態度だし、今日は不利な情勢にある。

それなら、路線変更して、フィリピン滞在暦が長そうなこの人の意見を聞くのもおもしろいのでは、と思ったのです。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月18日

二股28

カルチェ

翌日、彼はAちゃんの店に向かいました。

着くと、例のよってイケメン男がAちゃんを確保しています。

でも、今日の彼はあまり気になりません。

そんなことより、「反乱事件」についてのAちゃんの感想を聞きたい気持ちが強かったからです。

やがて席に来たAちゃんに彼は尋ねました。

「昨日の事件をどう思う?」

Aちゃんは何のことか分からないようで、彼の発言を無視して言いました。

「あなたのガールフレンドのBちゃんは元気?」

会話の落差に彼はがく然とします。

そうは言っても、昨日の今日なので、彼はAちゃんの感想を何とか聞きだす努力をしようと思いました。

「Bちゃんは元気。まだガールフレンドではないけどね。ところで、昨日のペニンシュラホテルの立てこもり事件だけど」

Aちゃんは彼が別の話題でごまかそうとしているのだと思ったようです。

「あなたはいつも私のことをかわいいって言ってたでしょう。

でもそれは誰にも言ってる言葉なのでしょう」

予想外の不穏な展開です。


フィリピン情報  ブログ村

    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月16日

二股27

カルチェ

翌日、彼は待ちかねたように出撃しました。

もう「夜間外出禁止令」は解除のようです。

といっても、前夜の禁止令は深夜の12時から午前5時までという緩やかなものであったらしく、彼は、そんな時間に外出してる連中は元々ロクなもんやないんやないの、と自分のことは棚に上げて思いました。

向かった先はBちゃんの店。

彼女の率直な意見を聞きたいと思ったからです。

「ううん、それは私は関係ないわ」とBちゃんは率直な意見を述べました。

「確かにアロヨ大統領は嫌いだけと、30人くらいでホテルに立てこもってもどうしようもないんじゃない。

はっきり言って自己満足。

それよりも、もっと私たちのように貧しい人たちのことを考えてほしいわ」

おお、と彼は感激しました。

ふだん何も考えていないように見えるBちゃんもしっかりした意見を持っていることを知ったからです。

彼はほかの人の意見も聞いてみたくなりました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 15:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月13日

二股26

カラオケ小町

翌日午後、デスクに向かって仕事をしていると、部下のフィリピン人が「大変です。反乱事件が起きました」と駆け込んできました。

テレビをつけると、高級ホテル内で何やらもめ事が起きているようです。

周辺には迷彩服姿の兵士たちが大量に動員され、ホテルを取り囲んでいます。

おっ、これがフィリピン名物クーデターか、と彼は興奮しました。

ところが、クーデターにしてはあまり緊張感はなく、立てこもり将校を記者やカメラマンが取り囲んで同時中継を続けています。

へえ、劇場型やなあ、と彼は感心しました。

しばらく見ていましたが、大きな動きはないようなので、テレビをちらちら見ながら仕事に戻りました。

「突入します」と部下が報告に来ました。

再びテレビに集中すると、記者たちがホテルの表へ出てきて、かわりに武装した兵士たちがホテル内で次々と入って行きました。

おっ、銃撃戦か、と彼は緊張しましたが、まもなく両腕を縛られた反乱将校たちがニコニコしながら表に出てきました。

彼は気が抜けました。

こいつらはほんまにやる気があってやってんのかいな、というのが率直な感想です。

ちょうど日が暮れてきて、彼の気分はウキウキします。

よし、今日は女の子たちにこのクーデター未遂事件の感想でも聞いてみよう。

こう思った彼は運転手を呼びました。

すると、運転手は「今日は夜間外出禁止令が出ています」

ええ、なんでや、もう収まっとるやないか、善良な市民にまで迷惑をかけんなよ、と彼は怒りましたがどうしようもありません。

ガックリです。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 02:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月09日

二股25

クラブクレア

店を出た彼はそのまま家に帰る気がせず、といって気持ちのわだかまりを抱えたままBちゃんに会いに行くという愚も犯しませんでした。

近日の経験によって彼も少しは成長したようです。

あるホテルの高層階にある静かなバーに立ち寄って、彼は物思いにふけりました。

オレは別に何も悪いことはしてないのに、なんでこんな目にあうのかなあ。

マニラの夜景を目にしながら彼は考えます。点々と輝く夜景を見ていると、ふと彼は気付きました。

明かりが光り輝く辺りはビジネス街や裕福な人たちが住む地域です。

貧困層が住む辺りは何となく暗く、灯りもくすんで見えます。

ああ、そうか。彼女たちは彼女たちなりの人生の蓄積や思いがあるんや。それに思いを至らせず、「君はかわいい作戦」を展開したオレが阿呆やったんや。

彼はフィリピンという国で生きる人たちことが、ぼんやりとながら少しはわかってきたような気がしました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 01:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年05月05日

二股24

カラオケ小町

彼は反論に出ようと思いましたが、言葉が出てきません。

きまずい沈黙が彼のボックス席を支配しました。

歌ってごまかそうかとも思いましたが、よけい白けた雰囲気を助長するだけだと気づき、やめました。

GROになって間もないAちゃんは、客との間の関係を適当に取り繕っておこうという手練手管は持ち合わせていないようです。

こんなに怒るということはオレのことを少しは想っていたのかな、と彼は考えましたが、そんなことを口には出せません。

沈黙に耐えきれず、彼は「ごめん、今日はもう帰る」とチェックを頼みました。

あわててやってきたママは「どうして早いのですか」と言い、Aちゃんに少し非難するような視線を向けました。

彼は頭が痛いと言い訳をして席を立ちました。

彼のこれまでのAちゃんへの貢献は、泡のように虚しく散り去ってしまったようです。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 12:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年04月28日

二股23

やっぱり誤解を解いておくのが先決やなあ。

自分の気持ちに正直になった彼の心は決まりました。

何が「誤解」なのかはよく分かりませんが。

Aちゃんの店に行き、指名します。

Aちゃんが席にやってきました。「いらっしゃいませ、こんばんは」。

作り笑いも見せずにAちゃんはビジネスライクに言います。

彼から50センチ以上も離れてソファに座りました。

「この間はごめん、ごめん。びっくりした?」と声をかけます。

Aちゃんは無言で水割りをつくります。

「あれはただの友だち。気にしないでね」と彼が言うと、Aちゃんは彼をにらみつけて言いました。


「あなた、うそつき。彼女は○○店のBちゃん。あなたのガールフレンドでしょ」

彼はギクリとしました。「だ、だれがそんなことを」。

声が震えます。

「だれから聞いたかは言えない。でもそれが本当でしょ。

あなたはガールフレンドがいるのに、どうしてこの店に来る?」


厳しい追及です。



フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 14:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年04月25日

二股22

翌日、目覚めた彼はさっぱりした気分です。やっぱり教会に行って心を清めたのがよかったのかなあ、とたまに信心深くなる自分への愛着心がわいてきます。

 夕方になると、気持ちがそわそわしてきました。

夕闇が迫るとカラオケに行きたくなるという条件反射なのでしょうか。

だんだん仕事への集中力がなくなり、別のことへの集中力が高まってきました。

今日はどうするかなあ。

そういえば自分の気持ちに正直になりなさいとキアポの神様が言ってられたなあ。

そこで彼は自分の気持ちに正直になることにしました。

といっても、AちゃんかBちゃんかの選択であって、まっすぐ家に帰るという選択肢はないようです。

うーん、これは難題やなあと首をひねっていましたが、しばらくして、よしっと手を打ちました。結論が出たようです。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング


カルチェ ニコル

 
 

posted by ナヒヒヤ at 03:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年04月24日

二股21

神様、僕はどうしたらいいのでしょうか。

お助けください。

自らの二股作戦が招いた状況を神頼みで打開しようというのも不遜なことではあります。

それでも、一心に手を合わせていると、神様の声が聞こえたような気がしました。

あなたは自分の心に正直になることです。

彼はハッとしました。そうか、今までのオレは状況に流されすぎた。

自分の気持ち通りに正直に行動すれば事態は打開できるはずや。

こう考えた彼は自信が体にみなぎってくるような気がして、その日はまっすぐ家に帰りました。

ベッドの上で物思いにふけります。Aちゃんはとっても美人やけど少し冷たい感じがするし、あのイケメン男もじゃまや。

その点、Bちゃんはオレのことを愛してくれるようやし、何よりも純真なことろがええなあ。

といっても、このままAちゃんをあきらめるのも悔しいし……

これでは堂々巡りです。

神様の言葉はただの幻聴だったに違いありません。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング


カルチェ クリス

 
 

posted by ナヒヒヤ at 11:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股

2008年04月22日

二股20

帰宅後、彼は考えました。

おれもいつまでもこんなことをやっていても何の発展もないなあ。

しばらく節制して身を清めたほうがええんちゃうかなあ……。

仕事を終えた彼は、カラオケに行きたい気分も少しありましたが、グッと自分を抑えました。

カラオケ通いは別に必要性があるわけではなくて、ただの習慣なのだと気づいたからです。

オフィスを出て、車で向かったのはキアポ教会です。

表でたくさんの人たちがサンパギータの花輪や、キリスト像をプラスティックで形どったネックレスを売っています。

そうした人波をかきわけて教会の中に入ると、大勢の人々が懸命に祈っていました。

彼もその中に加わり、キリスト像に向かって手を合わせました。

そうしていると、彼の心はだんだんと落ち着き、自分を取り戻せそうな気がしてきました。


フィリピン情報  ブログ村    フィリピン系サイトランキング

 
 

posted by ナヒヒヤ at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 二股
可愛いフィリピーナと出会うなら