2008年10月30日

続二股 最終回

クレア

数日後、韓国人の一人の友達が店にやってきました。

少し恥ずかしげな様子で、CちゃんのほかにDちゃんとAちゃんも指名しました。

席に着いた彼はちょっとためらった後、Cちゃんに向かって言いました。

「この間は大丈夫だった?たくさん飲ませてしまって申し訳なかった」と謝ります。

その翌日、もう一人の友達が店にやってきて、DちゃんとともにCちゃんとAちゃんも指名しました。

1曲歌った後、3人に向かって「この間はゴメン。置き去りにするつもりはなかったのだけど」と言って頭を下げました。

その様子を見ていると、この人たちもそんなに悪い人ではないとAちゃんは感じました。

すると、胸の奥の方からなにやら暖かいものがこみあげてきて、この世の中はそんなに悪いことばかりでは決してないのだなあとAちゃんは思いました。


続二股 おわり


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2008年10月25日

続二股19

クレア

しばらく深刻そうな表情を浮かべていた彼は「じゃあ、それはAちゃんにとっていい経験だったというわけだ」と言い、笑顔に変わりました。

その顔を見つめていると、Aちゃんの表情も和らぎ、なぜか涙がこみあげてきました。

この2日間の出来事から解放された安心感からなのか、彼に理解してもらえたうれし涙なのか、自分でもよくわかりません。

彼は歌い始めました。

♪♪バキットカバーナキータ バキットナーキラーラ♪♪(訳:どうしてあなたに出会ったの。なぜあなたを知ったのかしら)

彼の歌声が柔らかく店の雰囲気にとけ込んでいきます。

Aちゃんは彼の肩にもたれかかりながら、私は今、確かに幸せだと思いました。


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2008年10月20日

続二股18

クレア

翌日、Aちゃんは3日ぶりに出勤しました。彼が店に姿を見せ、Aちゃんはうれしくなります。

席に着いた彼は言いました。「一昨日も来たけど、休みだったね。何か用事があったの?」。

Aちゃんは少し迷いましたが、本当のことを言うことにしました。

激動の一泊二日の旅について彼に詳細に説明しました。

彼はしばらく怒ったような顔をしていましたが、「それで、結局は何もなかったんだろうね」と尋ねました。

Aちゃんは「何もなかったわ。本当。信じて」と彼の目をしっかりと真正面から見つめながら懸命な口調で言いました。


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2008年10月15日

続二股17

クレア

バスに乗ると、CちゃんとDちゃんはすぐに何事もなかったようにすやすやと眠り始めました。

Aちゃんは昨日からのさまざまな出来事が脳裏によみがえってきて、頭がさえてきます。

あの人たちはなんのために私たちをバタンガスまで連れてきたの?リゾート気分で若い私たちとあわよくばセックスしたかっただけではないの?

こう考えると、あの韓国人たちが侮蔑すべき存在であるという気持ちが深まってきました。

それでも、窓の外に目を向けると、ヤシの木が風に揺れていて、いつもと同じようにやさしい風景を形作っています。

CちゃんとDちゃんは相変わらず、幸せそうにすやすやと寝息を立てています。

二人の顔を見ていると、こんな純粋な友達が一緒にいるのだから、少々のことがあってもいいわという気持ちになってきました。


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2008年10月10日

続二股16

クレア

3人合わせて千数百ペソしか持ち合わせがないことが分かりました。

3人とも給料をもらったらほとんどは家に入れるし、日ごろ大金を持ち歩くことはあり得ないのです。

これでマニラまで帰れるかなあと3人は心配になります。

荷物をまとめ、従業員の同情の視線を浴びながらホテルを出発し、とりあえずジープニーがいそうな所まで歩きます。

太陽がさんさんと照りつけ、汗がしみ出してきます。

私たちこんなところで何をしてるのかあ、とばかばかしくなってきましたが、それでも排気ガスまみれのマニラの空気よりはずっと空気がきれいだし、何よりも友達2人が一緒であることに心強い思いがしました。

やっとジープニーをつかまえ、マニラ行きのバス乗り場へ着きました。

料金を聞くと、冷房付きのバスに乗ってマニラまで帰れるようです。

Aちゃんの胸にようやく安心感がこみ上げてきました。


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